~DORMEUIL × apartir(アパルティール)~
名古屋・納屋橋の中心、PIVOT納屋橋ビル。
その1階にあるセレクト&オーダーショップ apartir(アパルティール) は、職人によるテーラリングを通して、お客様一人ひとりに最適な装いを提案しています。
今回ご紹介するのは、同じビル2階に店舗を構える名店バー「INNOCENT」のオーナーバーテンダー様のために仕立てた、特別なオーダースーツとオーダーシャツ。
バーテンダーという職業に求められる「美しさ」と「機能性」を両立させた、究極の3ピーススーツが完成しました。

バーテンダーの動作を美しく、快適に見せるスーツ設計
バーテンダーの方々は、お客様と会話を交わしながら、シェイカーを振り、グラスに注ぐ。
その一つひとつの動作に、繊細な所作と正確さが求められます。
そのため、スーツには「見た目の美しさ」だけでなく、「動きやすさ」や「長時間の快適性」が不可欠です。
apartirでは、これらの動作を想定して 肩回り・袖付け・背中の補正 を徹底的に設計。
カウンター越しでの前傾姿勢でもシルエットが崩れず、腕を上げる動作もスムーズに。
さらに、シェイカーを振る際の制約を軽減するよう、脇下の可動域を広げたパターンメイキング を採用しています。

DORMEUIL(ドーメル)──170年以上の歴史を誇る最高級生地
今回選定したのは、1842年創業のフランス名門生地ブランド DORMEUIL(ドーメル)。
世界中の一流テーラーが信頼を寄せる老舗で、最高級のウールを使用した滑らかな質感と、上品な光沢が特徴です。
ドーメルの生地は、羊毛の選別から紡績・織り・仕上げまで一貫して自社で管理されており、その完成度は群を抜いています。
今回使用した生地は、バーの照明の下でも控えめに輝く自然な艶感 と、長時間着用しても疲れにくい軽さと復元力 を兼ね備えた逸品。
まさに「機能性」と「エレガンス」を融合した、バーテンダーにふさわしい生地といえます。

3ピーススーツのディテール
フィッシュマウスラペル
魚の口のようにわずかに開いた形状が特徴の「フィッシュマウスラペル」を採用。
クラシックな中にも現代的なシャープさがあり、バーテンダーの威厳と洗練を演出します。
ハッキングポケット
もともと乗馬用ジャケットに使われた斜めの「ハッキングポケット」を配置。
作業中でも手の動きを邪魔せず、カウンター越しの動作を自然にサポートします。
ペイズリー裏地
内側にはペイズリー柄の裏地をセレクト。
普段は見えない部分にこそ、着る人の美学を感じさせる──そんな遊び心と品格を忍ばせました。

トーマスメイソンのシャツで完成するフォーマルスタイル
スーツに合わせたシャツは、英国由来の老舗シャツ生地ブランド THOMAS MASON(トーマスメイソン) のホワイトブロードクロス。
1796年創業の伝統あるメーカーで、その滑らかな肌触りと美しい発色は世界の一流ブランドにも愛されています。
襟型にはウィングカラーを、袖口には**ダブルカフス(フレンチカフス)**を採用。
手元の所作が美しく映えるよう設計し、フォーマルな雰囲気を持ちながらも、バー空間に自然と溶け込む上品さを実現しました。
通気性が高く、洗濯にも強いトーマスメイソンの生地は、長時間の接客にも最適。
機能性とラグジュアリーを両立した、プロフェッショナルのための1枚です。

完成したスーツが放つ「静かな存在感」
DORMEUILの光沢とトーマスメイソンの白。
クラシックな3ピーススタイルでありながら、現代的な軽やかさを感じさせる佇まい。
バーテンダーとしての動作を美しく見せる機能性、そしてお客様に安心感を与える信頼のある印象──
その両方を備えた、まさに「バーテンダーのための究極のスーツ」が完成しました。

apartirが考える“オーダースーツの本質”
オーダースーツの価値は、単に高級な生地や美しい仕立てだけではありません。
大切なのは、着る人の職業・所作・価値観に合わせて設計すること。
今回のように、バーテンダーという特別な職業のために、動作性や印象を細やかにデザインする。
それがapartir(アパルティール)が目指す、「機能美と個性が調和するスーツ」です。
同じ納屋橋という地で働く仲間として、INNOCENT様とのご縁に深く感謝しながら、
これからも一人ひとりのライフスタイルに寄り添うオーダースーツを提案してまいります。
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📍 apartir アパルティール 名古屋 : オーダー&セレクトショップ|名駅・伏見・納屋橋エリア
📍Bar Innocent バー イノサン: